メルマガ、持続可能な未来へ【家族農林漁業マガジン第31号】を2026年3月8日に発行しました。
家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)とは
国連の呼びかけに呼応して、2019年6月に設立した市民団体です。国連「家族農業の10年」の行動計画を普及・啓発するため、国内における家族農林漁業を中心とした食料・農業・農村関連政策を提言し、国際社会が目指す「持続可能な社会の実現」に寄与する活動を行なっています。(FFPJはFamily Farming Platform Japanの略です)
メニューはこちらです。
1.3月19日にFFPJ第41回講座「養鶏と鳥インフルエンザを考える
ー代替策としての平飼い養鶏ー」を開催します
2.1月16日の第40回講座「EU共通農業政策(CAP)はどのような支援
を提供するのか?」の記録を掲載
3. 「食育基本計画」と「森林・林業基本計画」改正に対する意見書提出
FFPJが農水省と3月24日に意見交換を予定
4. 【速報】FFPJ総会とシンポジウムを5月31日に開催
「国際女性農業従事者年から考える農村ジェンダー」テーマに討論
5. 市民団体などが 「節水型乾田直播問題を考える院内集会」を開催
6. 関根佳恵著『13歳から考える畜産―小さな畜産からつくるサスティナ
ブルな未来―』が発刊されました
7.「令和の百姓一揆」が3月29日に行動 トラクター含めた行進も
◆ つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から
(1)農業食料工学会 農業機械部会セミナー「水田作の今後を考える」
(2)マグロとウナギから考える、海と食のこれから
(3)第2回 みどりGXサミット
◎編集後記
1.3月19日にFFPJ第41回講座「養鶏と鳥インフルエンザを考えるー代替策としての平飼い養鶏ー」を開催します
家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)のオンライン連続講座第41回は「養鶏と鳥インフルエンザを考える?代替策としての平飼い養鶏?」と題して、鳥インフルエンザの猛威や卵価高騰の背景にある構造的な問題、代替策としての小規模平飼い養鶏について取り上げます。FFPJ常務理事の池上甲一さん(近畿大学名誉教授)が養鶏産業の状況について解説、静岡県で小規模平飼い養鶏を実践する鷲野浩之さんが、自身の取り組みについて紹介し、解決への道筋について考えます。多数のご参加をお待ちしています。
タイトル:養鶏と鳥インフルエンザを考える?代替策としての平飼い養鶏?
日時:3月19日(木)19:30ー21:00
講師:池上甲一さん(近畿大学名誉教授 FFPJ常務理事)
鷲野浩之さん(静岡県藤枝市で小規模平飼い養鶏を実践)
開催方法:オンライン(Zoom)
定員:100人
参加費:無料
申し込み締め切り:3月17日(火)
◎お申し込み方法は以下のFFPJのウェブサイトをご覧ください。
ウェブサイトの下方に「参加お申し込み」(緑地に白抜き文字)とありますので、クリックしてお申し込みください。
2.1月16日の第40回講座「EU共通農業政策(CAP)はどのような支援を提供するのか?」の記録を掲載
FFPJ第40回オンライン講座「EU共通農業政策(CAP)はどのような支援を提供するのか?」が1月16日に開催されました。講師は福岡大学商学部の豊嘉哲教授です。欧州グリーンディールを受けたEU共通農業政策の内容や農業者への支援の実態などが紹介されました。
講座の記録(文字)は下記からご覧ください。
3. 「食育基本計画」と「森林・林業基本計画」改正に対する意見書提出 FFPJが農水省と3月24日に意見交換を予定
政府は「食育基本法」に基づく「基本計画」を5年ごとに見直しを行っています。2026年度からの第5次計画は、今の通常国会で改正案が検討されます。FFPJはこの基本計画に関する意見と提案を取りまとめました。また、「森林・林業基本計画」についても、第6次計画案が近く改正される予定になっています。FFPJは、家族林業・自伐型林業を持続的な森林管理の重要な担い手として位置づけ、その振興策を求める意見書をまとめました。FFPJは、この2つの意見書を農水省に提出し、3月24日に意見交換を行う予定です。意見交換はオンラインを使い、どなたも聞くことができます(傍聴のみ)。傍聴希望の方はFFPJからの案内がありましたらお申し込みください。
「食育基本計画」に対する意見書はこちら:https://www.ffpj.org/blog/20269394-2
「森林・林業基本計画」に対する意見書はこちら:https://www.ffpj.org/blog/20260304-1
4. 【速報】FFPJ総会とシンポジウムを5月31日に開催 「国際女性農業従事者年から考える農村ジェンダー」テーマに討論
FFPJは第9回総会を5月31日(日)午後、オンラインで行うことを予定しています。13時30分から開会し、シンポジウムを2時間程度行い、その後、総会を予定しています。
シンポジウムのテーマとしては、今年が国連が定めた国際女性農業従事者年であることから、『国際女性農業従事者年から考える農村ジェンダー』(仮)として、女性農業者などの報告・提起を予定しています。詳細が決まり次第、ホームページなどで案内をします。多くの参加を呼び掛けています。
5. 市民団体などが 「節水型乾田直播問題を考える院内集会」を開催
人手を減らした大規模な米生産が可能だとして、田植えを省略して、湛水させずに実質畑で稲を育てる節水型乾田直播をマスメディアが盛んに取り上げています。農水省もその推進に向けて動いています。
しかし、この栽培方法は、農薬や化学肥料の使用増大、連作障害の発生、土壌への長期的な影響、水田の多面的機能喪失、生物多様性の減少など生態系に与える影響、反収の減少と不安定化などが指摘されています。
このため市民や有機農業団体などの「節水型乾田直播問題を考える実行委員会」が主催し、2月24日に衆議院議員会館で集会が開かれ、農水省担当者に対し、農民や消費者団体代表などが問題点をただしました。 FFPJ常務理事の池上甲一さん(近畿大学名誉教授)は、小規模農業や中山間地域には恩恵のない技術だとして「稲作をコストからしか見ていない」と批判しました。
池上さんの発言要旨はこちら: https://www.ffpj.org/blog/20260226
集会の概要はこちら(農業協同組合新聞記事 2月25日付け):
6. 関根佳恵著『13歳から考える畜産―小さな畜産からつくるサスティナブルな未来―』が発刊されました
FFPJの常務理事である関根佳恵さん(愛知学院大学教授)が、畜産を通して食、環境、命のつながりについて学ぶための書籍『13歳から考える畜産 小さな畜産からつくるサスティナブルな未来』を発刊しました。
畜産は私たちの暮らしに欠かせませんが、近年は、輸入飼料の価格高騰による経営難、高齢化や人手不足、鳥インフルエンザ等の伝染病などのさまざまな課題に直面しています。また、世界的な気候変動や環境汚染、食料危機等と畜産の関係、アニマルウェルフェア(動物福祉)等の問題も議論されています。本書は、国内外のさまざまな実践例の紹介を通して、畜産が直面している課題を解決し、サステナブル(持続可能)な畜産を実現するために必要なことは何かを考える構成になっています。ぜひご一読ください。
本書の詳細はこちらから:
7.「令和の百姓一揆」が3月29日に行動 トラクター含めた行進も
「令和の百姓一揆」実行委員会は、今年も3月29日(日)に東京で大規模な集会と行進を行うとともに、同時期に全国的な行動を呼びかけています。
東京では、昨年と同じ港区の青山公園を会場に、14時半から集会を開始。各地の代表や農家の所得補償実現などの自治体意見書を採択した議員等からの報告を受けます。
16時からトラクターや軽トラックの車両パレードに移り、17時から令和の百姓一揆のネーム入り提灯を持っての参加者行進をおこないます。提灯は、集会の運営の会場カンパ(1000円以上)をしてくれた方に渡されます。コースは青山公園から表参道を通り、代々木公園までです。また、各地でも集会や行進などの取り組みが予定され、随時、実行委員会のホームページなどで紹介されます。
3月29日の東京行動の概要はこちらから:https://congrant.com/project/tractormarch/21122
◆ つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から
さまざまな団体の情報コーナーです。イベント予定などを掲載します。お問い合わせ等は各団体に直接お願いします。また、情報の提供も歓迎します。
(1)農業食料工学会 農業機械部会セミナー「水田作の今後を考える」
主催 一般社団法人 農業食料工学会
日時 3月10日(火)14:00ー16:15
内容 「水田活用の直接支払交付金の見直し」「再生二期作技術の開発」
「水稲乾田直播」「飼料用トウモロコシ増産」について研究者等が講演
場所 農研機構 農業機械研究部門 研究交流センター(さいたま市)
オンライン併催
参加費 無料
水田作経営は、担い手が急激に減少していくなどから対応が求められています。農水省は「水田活用の直接支払交付金」の見直し、飼料生産体系の見直しを進めるなど、水田を取り巻く環境は大きく変化しています。セミナーでは、今後、農業機械にどのような開発の方向性が求められているかを探ります。
(2)マグロとウナギから考える、海と食のこれから
主催 公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)
日時 3月18日(水)18:00ー19:30
講演 植松周平さん(WWFジャパン 自然保護室 海洋水産グループ)
井田徹治さん(WWFジャパン理事、共同通信編集委員)※モデレータ
方法 オンライン(Teams)
参加費 無料
気候変動や乱獲などで世界の水産資源の多くが減少傾向にあります。海の生物多様性を守り、魚をずっと食べ続けるためには何が必要か。 マグロとウナギの事例をもとに、食卓の未来について考えます。
(3)第2回 みどりGXサミット
主催 日本農業新聞
日時 3月18日(水)13:30ー16:00
内容 *記念講演
有機農業で拓く持続可能な未来~省力化、生産性向上、そして地域共生へ
佐藤拓郎さん(アグリーンハート代表)
*第2回みどりGXアワード表彰式
*パネルディスカッション「持続可能な農と食の実践」
*活動報告・政策提言
場所 東京大学 弥生講堂・一条ホール(東京都文京区弥生1-1-1)
参加費 無料 ※参加には会員申し込みが必要
有機農業で大規模経営を行う農家や「みどりGXアワード」受賞者など優れた実践者を迎え、持続可能な食と農を行動に移す方法を探ります。
◎編集後記
昨年末に本メルマガを出した時には想定もされていなかった衆議院の解散・総選挙が矢継ぎ早に行われました。結果はご存じの通り。高市早苗首相は第2次政権を発足させ、国会での施政方針演説で、食料安全保障の確保には「農林水産業の振興が重要」と述べ、「食料自給率の向上を実現する」と強調しました。
それが本当なら結構なことですが、その内容が植物工場や米の需要拡大・輸出拡大では、あまりに現実を見ない絵空事のように思えます。
昨年3月末に、東京の繁華街をトラクター30台が駆け抜けて、農業・農民の危機を訴えた「令和の百姓一揆」から1年。米価の高騰が毎日のように伝えられましたが、農業・農村の実態はなかなか理解されないまま、ここまで来てしまったように思えます。
国際法を無視したアメリカのイラン攻撃、4年以上になるロシアのウクライナ戦争。大国の横暴は極まり「力による支配」へと時代が逆回転するかのような動きが続きますが、こうした時こそ、足元の家族農林漁業の価値が重要になるのではないでしょうか。しっかり見つめていきたいものです。 (市)
[発行]家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン 事務局
〒173-0025 東京都板橋区熊野町47-11 2F
農民運動全国連合会気付
電話 03-5966-2224
メール info@ffpj.org
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