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持続可能な未来へ【家族農林漁業マガジン第29号】(2025年10月19日発行)

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メルマガ、持続可能な未来へ【家族農林漁業マガジン第29号】を2025年10月19日に発行しました。

家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)とは

国連の呼びかけに呼応して、2019年6月に設立した市民団体です。国連「家族農業の10年」の行動計画を普及・啓発するため、国内における家族農林漁業を中心とした食料・農業・農村関連政策を提言し、国際社会が目指す「持続可能な社会の実現」に寄与する活動を行なっています。(FFPJはFamily Farming Platform Japanの略です)

メニューはこちらです。

1.10月23日に第39回講座「どう進める?オーガニック給食—世界の動向と日本のこれから—」を開催します 

2.8月5日の第38回講座「小さな林業『自伐型林業』と欧州視察レポート」の記録を掲載 

3、11月14日にFFPJ主催シンポジウム:討論「令和の米騒動」を問う—日本のコメを次世代につなぐ—を開きます

4.「アメリカの関税措置に関する日米農産物合意について」意見書を農水省に提出

5.「令和の百姓一揆」が12月17日に全国活動者会議を開催 来春に大規模行動を計画  自治体意見書採択も進める

◆ つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から

(1)第64回農林水産祭「実りのフェスティバル

(2)「テラマードレ・ジャパン2025 イン水俣」

(3)第22回 全国農林水産物直売サミット

(4)たねと食とひと@フォーラム 「食料と飼料の自給」第2回講座

◎編集後記

1.10月23日に第39回講座「どう進める?オーガニック給食—世界の動向と日本のこれから—」を開催します 

家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)の第39回オンライン講座は「どう進める?オーガニック給食—世界の動向と日本のこれから—」と題して、10月23日(木)19:30ー21:00に開催します。講師は、関根佳恵さん(愛知学院大学教授・FFPJ常務理事)です。オーガニック給食の導入において直面しがちな5つの課題をあげ、先進地のブラジル、アメリカ、韓国、フランスではどのように対応したのかをご紹介します。多数のご参加をお待ちしています。

タイトル:どう進める?オーガニック給食—世界の動向と日本のこれから—

日時:10月23日(木)19:30ー21:00

講師:関根佳恵さん(愛知学院大学教授/FFPJ常務理事)

開催方法:オンライン(Zoom)

定員:100人

参加費:無料

申し込み締め切り:10月21日(火)

参考文献:関根佳恵『どう進める?オーガニック給食—世界の動向と日本のこれから—』(農文協) https://toretate.nbkbooks.com/9784540251115/

◎講師の詳しいプロフィールやお申し込み方法は以下のFFPJのウェブサイトをご覧ください。

ウェブサイトの下方に「参加お申し込み」(緑地に白抜き文字)とありますので、クリックしてお申し込みください。

2.8月5日の第38回講座「小さな林業『自伐型林業』と欧州視察レポート」の記録を掲載

FFPJ第38回オンライン連続講座「小さな林業『自伐型林業』と欧州視察レポート」が、8月5日に開かれました。講師は、FFPJ副代表・自伐型林業推進協会事務局長の上垣喜寛さん。2024年と25年にオーストリア、ドイツを訪問した際の体験をもとに、両国の森林・林業の現場の実態を伝えました。講座の記録(文字と録画)は下記からご覧ください。

3、11月14日にFFPJ主催シンポジウム:討論「令和の米騒動」を問う—日本のコメを次世代につなぐ−を開きます

FFPJは11月14日に国会議員会館でシンポジウム討論「令和の米騒動を問う—日本のコメを次世代につなぐ−」を開催します。昨年からの「令和の米騒動」の背景、そこからの教訓、日本の農の未来をどう作り直すのかを多様な視点から論じ、次の行動へと繋ぐ指針を導き出す狙いです。パネラーには生産者、消費者、米流通業者を招き、多角的に論議します。どなたも参加できます。オンラインも併用。(参加費無料、事前予約)

日時:11月14日(金)14:00ー16:30

会場:参議院議員会館 B107会議室(オンライン併用)

内容:解説講演:池上甲一さん(近畿大名誉教授/FFPJ常務理事)

   パネラー

   天明伸浩さん(新潟県上越市の中山間地域の農家)

   相川英一さん(日本米穀商連合会・専務理事)

   山根香織さん(主婦連合会・常任幹事)

参加費:無料

詳細は以下のFFPJのウェブサイトをご覧ください。https://www.ffpj.org/blog/20251016

ウェブサイトの下方に「参加お申し込み」(緑地に白抜き文字)とありますので、クリックしてお申し込みください。

4.「アメリカの関税措置に関する日米農産物合意について」意見書を農水省に提出

日本政府は7月23日にいわゆる「トランプ関税」をめぐる日米協議が合意に達したと表明しました。FFPJは、この協議結果に含まれる農産物関連の合意内容が日本の農業・農村にとって重大な問題を引き起こしかねないと判断し、その取り消しに向けた再交渉と合意措置による悪影響を解消する施策の早急な確立と実施を求めて意見書を8月22日に農水省に提出しました。

*意見書の内容はこちら⇒ https://www.ffpj.org/blog/20250822

5.「令和の百姓一揆」が12月17日に全国活動者会議を開催 来春に大規模行動を計画  自治体意見書採択も進める

「令和の百姓一揆」実行委員会は、12月17日に全国活動者会議、来年3月末に大規模な集会や行動を行うことなどを決めました。これまで各地で集会やトラクターも含むデモ行進などが行われていますが、当面、11月24日に山形市や広島市でトラクターなどのデモやシンポジウムが予定されているほか、11月10日に秋田駅前でのイベント、11月20日前後に島根県全土での行動が計画されています。静岡県浜松市では11月30日に「収穫祭」と称して、ヨーグルト作り、脱穀体験、お米の食べ比べなども行われます。この他にも北海道や九州各県でも検討が進んでいます。12月の全国活動者会議ではこうした各地の活動交流と今後の取り組みを協議します。特に各地の自治体で「農家の所得補償」などを求める意見書を採択する取り組みも重点的に進めることにしています。

日時:12月17日(水)14:00ー17:00(その後、交流会)

場所:衆議院第2議員会館「多目的会議室」(オンライン併用)

内容:これまでの各地の取り組み報告 今後の取り組みについて

9月19日に山形県鶴岡市議会で採択された「農業の再生と食料安全保障の確立に向けた実効性のある所得補償制度の実現を求める意見書」は以下で見ることができます⇒ https://go2senkyo.com/seijika/29919/posts/1192854

◆ つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から

さまざまな団体の情報コーナーです。イベント予定などを掲載します。お問い合わせ等は各団体に直接お願いします。また、情報の提供も歓迎します。

(1)第64回農林水産祭「実りのフェスティバル」

【主催】農林水産省、公益財団法人日本農林漁業振興会

【日時】10月31日(金)10:00ー17:00、11月1日(土)10:00ー16:00

【内容】*天皇杯等の三賞受賞者をパネルで紹介展示

    *政府特別展示 (農林水産省)〜パネル・実物で紹介展示

    *都道府県の特長ある技術や農林水産物についての実物等の紹介展示

    *都道府県による郷土特産物の展示、 即売、 試飲・試食

    *農林水産関係団体による展示、 即売、 試飲・試食

【場所】サンシャインシティワールドインポートマートビル4F展示ホールA

【参加費】無料

農林水産業と食に対する国民一般の理解の増進と農林水産物の消費拡大等に資するため、都道府県、農林水産関係団体の協力を得て「実りのフェスティバル」(農林水産業啓発展及び地域農林水産展)を開催いたします。

(2)「テラマードレ・ジャパン2025 イン水俣」

【主催】不知火海ローカルフードネット、一般社団法人日本スローフード協会

【日時・場所】11月1日(土)水俣市総合もやい直しセンター

       11月2日(日)エコパーク水俣

【内容】1日目:「全国生産者会議」全国から集まった多様な作り手たちが、

    それぞれの土地の課題や希望を持ち寄り、学び合い、語り合う場。

    2日目:「スローフード・マーケット」を開催。

「日本のスローフード発祥の地」とも呼ばれた熊本県水俣市は、豊かな自然とともに公害という苦難も経験し、日本で初めて「環境首都」を名乗ったまちです。水俣では“環不知火海ネットワーク”という新たなつながりが生まれつつあります。この流れを後押しする形で、水俣で全国大会を開催します。食を通して、循環と再生の物語を次の世代へと手渡していきます。

*詳細はこちら⇒ https://www.terramadrejapan.com/

(3)第22回 全国農林水産物直売サミット

【主催】(一財)都市農山漁村交流活性化機構 (まちむら交流きこう)

【日時】11月6日(木)ー7日(金)

【場所】ホテルメトロポリタン長野(JR長野駅隣接)

【内容】商品展示・情報交換会、全体会、分科会、交流会、現地視察

【参加費】5,000円、交流会費7,500円、*現地視察費は別途

全国で農林水産物直売活動を進める関係者の情報交換を進め、直売所間のネットワークを通じて課題解決や情報発信を進めることを目的に開催。直売活動を未来に向けてアップデートするため、運営のあり方や経営の課題を共有し、将来にわたり持続的な活動とする方策をともに考えます。

(4)たねと食とひと@フォーラム 「食料と飼料の自給」第2回講座

【主催】たねと食とひと@フォーラム

【日時】11月8日(土)14:00ー16:30

【講師】小口広太さん(千葉商科大学人間社会学部 准教授)

【場所】生活クラブ連合会大会議室+オンライン

【参加費】一般:3,000円、学生:無料

「食料と飼料の自給」をテーマに講座及びシンポジウムを開催。輸入に依存する食料と飼料の実態を知り、自給について考え解決策を探ります。

*詳細はこちら⇒ https://nongmseed.jp/archives/6662

◎編集後記

猛暑にも関わらず、今年のお米の収穫量は昨年の1割増の748万トンに達するとの見通しを農林水産省が公表しました。9月25日時点の推計ですので、今後、変わる可能性もありますが、それでもかなり増産になるのは間違いないでしょう。

私が仲間と耕す田んぼも昨年より多めの収穫となりました。お米自体が暑さに耐えられる性質を持ってきたのではないかという説もありあますが、何より農家の皆さんが暑さや災害にもめげずにがんばった成果でしょう。

そうした中でも新聞やテレビは「お米が高い」の報道ばかり。農協の概算金が高いことが要因だと言わんばかり。その一方で農民は、急激に価格下落になるのではないかと心配しています。

主食がこんな不安定であっていいはずはありません。FFPJでは11月14日に「令和の米騒動」を問う討論会を開きます。ぜひ、多くの方のご参加を。(市)

[発行]家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン 事務局

    〒173-0025 東京都板橋区熊野町47-11 2F

      農民運動全国連合会気付

      電話 03-5966-2224

      メール info@ffpj.org

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