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『サステナブル市場とフェアトレードの転換-消費・企業・生産をつなぐ公正さのゆくえ-』(明石書店)が2026年7月31日に出版されました。FFPJ常務理事の池上甲一さん(近畿大学名誉教授)と畑山要介さん(早稲田大学)との共編著となります。
同書についての明石書店の紹介はこちら:https://www.akashi.co.jp/book/b678512.html
本の概要をご紹介します。
2000年を過ぎたあたりから、日本でもフェアトレードは段々と認知度を高め、今ではエシカル消費の中に確固たる位置を占めるに至りました。中学・高校での「総合学習」などでフェアトレードに触れる機会も増えています。その背後にあるのがサステナブル市場の進展です。本書ではその意義や限界を検討しながら、フェアトレードがサステナブル市場といかに応答しながら新しい方向に踏み出そうとしているのかを、編著者2名と5名の執筆者がそれぞれの調査経験を踏まえて独自の視点で論じています。
フェアトレードは「限界的な」生産者を支援するのが一番大事な目的なので、生産者の取り組みに焦点をあてることが多いのですが、本書はもうひとつの重要な役割である「消費者」と企業の行動変容にも光をあてています。そのために、消費者の意識と行動から論を起こし、次に企業のフェアトレード、それからパラグアイ、コスタリカ、インド、フィリピン、南アフリカのフェアトレード生産者組合へと進み、最後に終章でサステナブル市場とフェアトレードの行方を考察しました。
フェアトレードに限らず、社会と経済をサステナブルの本義に近づくように組み替え、公正さを実現したいと考える人たちにお薦めです。
