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【報告】第5回オーガニックライフスタイルEXPO・第1回SDGsライフスタイルEXPOに参加しました

· レポート

第5回オーガニックライフスタイルEXPO・第1回SDGsライフスタイルEXPOの森里川海トークセッション「SDGs・家族農業の10年と私たちの暮らし」が開催され、FAO駐日連絡事務所長の日比絵里子氏とFFPJ代表の村上真平氏、FFPJ常務理事の関根佳恵氏がパネリストとして参加しました。コーディネーター役はFFPJ会員団体・土の学校の星野智子氏(地球環境パートナーシッププラザ)です。

星野氏は環境省や国連大学と連携して進めている「地域循環共生圏」構築の必要性について説明した上で、私たちの暮らしに身近な「暮らしのSDGs」「ローカルSDGs」という考え方とそれを支える森里川海の役割を紹介し、ライフスタイルのシフト(移行)が必要だと問題提起しました。

日比氏からはFAOの役割、SDGsの目標「飢餓をゼロに」の困難な達成見通し、家族農業の10年の位置づけや世界行動計画等についてご報告がありました。また、イベント開催日が世界食料デーであることに触れて、「育て、養い、持続させる。共に」という2020年世界食料デーのテーマを紹介しました。その上で、大規模・集約的農業の限界が明らかになった今、食料システムの変革が必要であり、アグロエコロジーや家族農業の役割が重要との認識を強調しました。

農業者である村上氏は、海外協力の経験をふまえながら、農業が本来持っている環境破壊の側面を指摘した上で、持続可能な農業のモデルとして、森林の「循環・多様性・多層性」がお手本になると説明しました。

研究者でもある関根氏は、FFPJの活動を紹介した上で、日本農業の3つの危機(環境・社会・経済)と新型コロナウィルス禍で露呈した現在の食料システムの脆弱性を指摘しました。現在の食料システムを持続可能なものに転換するためには、小規模・家族農業によるアグロエコロジーが鍵になること、EU諸国ではすでにそのための政策転換が進んでいること、日本においても政策の見直しと私たちの意識改革が急務であることを訴えました。

最後に、日比氏は「今まで日本では飢餓問題が対岸の火事だったが、新型コロナウィルス禍で自分たちの問題になった」という認識を示し、「日本の取り組みや考えを国際社会に発信する」ことが今後はできるのではないか、「そのためにFAO駐日連絡事務所を活用してほしい」と呼びかけました。司会の星野氏は、「多様な立場の主体のパートナーシップ(連携)」の重要性を強調してセッションをまとめました。

開催概要

第5回オーガニックライフスタイルEXPO・第1回SDGsライフスタイルEXPO

森里川海トークセッション「SDGs・家族農業の10年と私たちの暮らし」

日時:2020年10月16日(金)

主催:一般社団法人オーガニックフォーラムジャパン(OFJ)
場所:東京都立産業貿易センター浜松町館
オーガニックライフスタイルEXPO

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