サイトへ戻る

持続可能な未来へ【家族農林漁業マガジン第17号】

· メルマガ

FFPJメルマガ=持続可能な未来へ【家族農林漁業マガジン第17号】を2023年8月30日に発行しました。

家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)とは

国連の呼びかけに呼応して、2019年6月に設立した市民団体です。国連「家族農業の10年」の行動計画を普及・啓発するため、国内における家族農林漁業を中心とした食料・農業・農村関連政策を提言し、国際社会が目指す「持続可能な社会の実現」に寄与する活動を行なっています。(FFPJはFamily Farming Platform Japanの略です)

 

メニューはこちらです。

1.9月12日にオンライン講座「深刻化する災害と復興の問題」

2.第23回講座「農業と農業関連分野で活動する女性の取り組みと課題」開催

3.FFPJも共催しオンライン学習会「基本的人権としてのタネが奪われる

  ー改正種苗法で加速するUPOV体制強化への懸念ー」開かれる

◆ つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から

(1)日本有機農業研究会・夏のシンポジウム 

   有機農場と食卓をつなぐ「提携」を始めよう

(2)市民のための環境公開講座「日本の森って、どんな森?」

(3)ゲノム編集魚を考える市民集会 in 京都

(4)PARC無料配信動画 深海採掘の実態を描く「青の危機(Blue Peril)」

   日本語版上映とトーク

◎編集後記

1.9月12日にオンライン講座「深刻化する災害と復興の問題」

家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)が続けているオンライン連続講座。9月12日(火)14時から、気候危機のもと年々深刻化する災害と復興の問題を取り上げます。講師は、地域防災の専門家で香川大学准教授の磯打千雅子さんです。「平成30年7月豪雨災害の被害と復興」と題し、被災した、愛媛県松山市高浜地区と岡山県倉敷市真備町の2つの地域を取り上げ、被災地域における被害と地域防災活動・復興プロセスを考えます。

参加ご希望の方は、下記の「講座参加申込」のフォームからお申し込みください。定員100人、参加費は無料。申し込み締切は9月8日(金)まで。申込者には講座の前日までにオンライン参加の案内をお送りいたします。多数のご参加をお待ちしています。いつもと違う曜日、時間になっていますのでお気をつけください。

タイトル:平成30年7月豪雨災害の被害と復興

日時:9月12日(火)14:00ー15:30

申し込み締め切り:9月8日(金)

開催方法:オンライン

定員:100人

参加費:無料

講師:磯打千雅子さん(香川大学准教授)

◎講師の詳しいプロフィールやお申し込み方法は以下のFFPJのウェブサイトをご覧ください。

 

ウェブサイトの下方に「参加お申し込み」(緑地に白抜き文字)とありますので、クリックしてお申し込みください。

2.第23回講座「農業と農業関連分野で活動する女性の取り組みと課題」開催

FFPJ連続講座第23回は「農業と農業関連分野で活動する女性の取り組みと課題」と題して、7月31日(月)に行われました。奈良女子大学の青木美紗准教授を講師に、農業および農業関連分野で活動している女性たちが、どのような意義を感じて、どのような課題を持っているのか、女性の農業改良普及員や、家業を継承している女性などを事例に話されました。

農業や農業関連事業に従事する女性の割合は高いにもかかわらず意思決定に関われていないケースが多いことから、男性女性関わらず個性や特技を見極める姿勢が重要となっていること。また、性別役割規範が和らぐような環境が整えば、その後は女性も意思決定に関わっていきやすいことなどが話されました。

講座の報告ページはこちらをご覧ください。

3.FFPJも共催しオンライン学習会「基本的人権としてのタネが奪われるー改正種苗法で加速するUPOV体制強化への懸念ー」開かれる

8月8日に、FFPJとOKシードプロジェクト、日本消費者連盟、農民運動全国連合会が共催し、オンライン学習会「基本的人権としてのタネが奪われるー改正種苗法で加速するUPOV体制強化への懸念ー」が開かれ、約300人が参加しました。

種子法が廃止されてから5年、種苗法改正が完全施行されてから1年がたちました。いま、タネはどうなっているのでしょうか。種苗法改正に至る経緯を改めておさらいしながら、タネの現状、そして種苗法改正根拠の1つにもなった国際的な取り決めUPOV条約について特に東南アジアの人々から上がっている声を共有し、私たちの食がどこに向かっているのか、タネを通して考えました。

UPOV条約(ユポフ=植物新品種保護国際同盟)は、植物の新品種の保護に関する国際条約に基づく国際同盟で、品種改良した品種の無許諾利用を禁止し、育成者権を国を超えて強化することを目的としています。UPOVへの加盟によって厳格な育成者権の保護が課されるなどの問題が指摘されていますが、日本政府は自由貿易協定を通じて、アジア各国に条約加盟への圧力をかけています。

学習会では、UPOVと海外の動き、UPOV条約下で激変した日本の種苗、生産者から見た種苗をとりまく変化と課題について報告を受けて意見交換をしました。なお、この問題をめぐっては、10月にマレーシアでNGOのワークショップがあり、FFPJからも代表者が参加。11月以降に海外NGOによるオンラインセミナーを開催予定です。

◆ つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から

さまざまな団体の情報コーナーです。イベント予定などを掲載します。お問い合わせ等は各団体に直接お願いします。また、情報の提供も歓迎します。

(1)日本有機農業研究会・夏のシンポジウム 有機農場と食卓をつなぐ「提携」を始めよう

【主催】NPO法人 日本有機農業研究会

【日時】9月2日(土) 13:30ー16:00

【開催方法】オンライン(Zoom)

【内容】報告 林重孝さん(千葉県佐倉市 日有研副理事長)、

       小倉きよこさん(魚住農園と千葉県松戸市の「松戸有機の会」)

       大内良祐さん(福島県二本松市)

【参加費】 無料

50余年前に始まった有機農業生産者と消費者の「提携」について、事例を通して、人や地域、社会との関係を見つめなおし、消費者とともに有機農業を広げる方法を考えます。

(2)市民のための環境公開講座「日本の森って、どんな森?」

【主催】SOMPO環境財団、日本環境教育フォーラム(JEEF)

【日時】9月6日(水)18:00ー19:30

【開催方法】オンライン(定員1000名)

【内容】講師:赤池 円さん(私の森.jp編集長、グラム・デザイン代表)

【参加費】 無料

国土の7割近くを占める日本の森林、大きないのちの塊である森林とどう向き合い、未来世代につないだらよいか、一緒に考えたいと思います。

*詳細はこちら⇒

(3)ゲノム編集魚を考える市民集会 in 京都

【主催】日本消費者連盟

【日時】9月23日(土・祝)13:00ー16:00

【開催方法】会場「ひと・まち交流館 京都」大会議室

      オンライン(Zoom)併用

【内容】*基調講演 安田節子さん(食政策センターVision21主宰)

    *トークセッション「ゲノム編集魚の何が問題か」

    天笠啓祐さん(科学ジャーナリスト)、河田昌東さん(食分子生物学者)

    *パネルディスカッション「ふるさと納税返礼品にゲノム編集トラフグ」

【参加費】 500円

いま、ゲノム編集によって遺伝子操作された食品が食卓に登場しています。この魚を開発し、養殖・販売している京都大学のベンチャー企業の養殖場があるのが京都府宮津市です。宮津市は、ゲノム編集トラフグを「ふるさと納税返礼品」に採用しました。ゲノム編集魚の開発・養殖の中止、ふるさと納税の返礼品からの取り下げを求めて京都で集会を行います。

*詳細はこちら⇒ 

(4)PARC無料配信動画 深海採掘の実態を描く「青の危機(Blue Peril)」日本語版上映とトーク

【内容】上映:「青の危機(Blue Peril)」(16分)

    トーク:田中滋(アジア太平洋資料センターPARC事務局長)

地上での鉱物採掘に限界が見える中、いま深海採掘が注目されています。しかし、深海の環境について十分な調査がされず、採掘によって破壊されるかもしれない生態系を回復させる手段もわかっていません。深海採掘に迫る危機を、国際NGOらが集まって制作した映像作品「青の危機(Blue Peril)」はわかりやすく説明しています。さらに、PARCの田中事務局長が解説します。

*視聴はこちらでいつでも見ることが出来ます。

◎編集後記

ようやくコロナ禍が収まりつつある中、6月下旬に何人かとタイの村を歩く旅に出かけました。以前から何回か、イサーンと呼ばれる東北タイを訪ねてきて、今回もそこで知り合った農民などとも再会できました。タイの農業も80年代以降はグローバリゼーションに翻弄されて、ゴム、サトウキビ、キャサバなど、国際的な商品作物が農村を席巻してきました。今回もそうした農民にも会いましたが、いずれも価格は下がり、経営は苦しいが、他に適当な作物もなく作り続けているという話でした。しかし、その一方で、複合経営や有機農業も盛んになり、自らが作った有機農産物を売る農民の朝市には多くの人が集まっていました。そこでは女性たちの活躍が目立ちます。FFPJの第23回講座でも、農村で活動する女性を取り上げてお話をいただきましたが、国は違っても、共通するものを感じました。(市)

 

[発行]家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン 事務局

    〒173-0025 東京都板橋区熊野町47-11 2F 農民運動全国連合会気付

      電話 03-5966-2224

      メール info@ffpj.org 

 

▼ このメルマガに関するご意見・ご要望、または、転載を希望する場合は、上記の電話またはメールアドレスからお問い合わせください。