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持続可能な未来へ【家族農林漁業マガジン第10号】

· ニュース,メルマガ

メルマガ、持続可能な未来へ【家族農林漁業マガジン第10号】を2022年6月10日に発行しました。

家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)とは

国連の呼びかけに呼応して、2019年6月に設立した市民団体です。国連「家族農業の10年」の行動計画を普及・啓発するため、国内における家族農林漁業を中心とした食料・農業・農村関連政策を提言し、国際社会が目指す「持続可能な社会の実現」に寄与する活動を行なっています。(FFPJはFamily Farming Platform Japanの略です)

メニューはこちらです。

1.連続講座第15回は6月17日に「秀明自然農法ネットワークー日本と海外の取り組みー」

2.4月の講座「国連『家族農業の10年』の国内行動計画の策定に向けて」の記録を掲載

3.FFPJの第5回総会を6月5日に開催 世界的な食の危機で学習会も

4.雑誌『愛農』連載「自然の森に学ぶ持続可能な農業のあり方」を掲載

◆ つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から

(1)日本オーガニックカンファレンス〜みんなで創ろうオーガニック新時代

(2)食の安全連続講座「もう始まっている日本の食料危機ーいま私たちにできることは?ー」

(3)日消連シンポジウム「食べものはコモンだー多国籍企業からみんなの手に取り戻そうー」

(4)農業懇話会「令和3年度食料・農業・農村白書について」

◎編集後記

1.連続講座第15回は6月17日に「秀明自然農法ネットワークー日本と海外の取り組みー」

毎回好評の家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)のオンライン連続講座。第15回は「秀明自然農法ネットワークー日本と海外の取り組みー」と題して、6月17日に行います。自然栽培、自然農法、不耕起栽培など日本には肥料を使わない農法があります。秀明自然農法ネットワークは2003年から肥料、農薬を使わず、自家採種を行う農法を研究、紹介してきました。無肥料で作物を育てると何が起こってくるのか、日本と世界の事例を紹介します。FFPJ理事で、秀明自然農法ネットワーク理事の小山昌英さんが講師を務めます。

参加ご希望の方は、下記の「講座参加申込」のフォームからお申し込みください。定員100人、参加費は無料。申し込み締切は6月15日(水)まで。申込者には講座の前日までにオンライン参加の案内をお送りいたします。

FFPJ連続講座第15回「秀明自然農法ネットワークー日本と海外の取り組みー」

日時:6月17日(金)19:30ー21:00

方法:オンライン(Zoom)

講師:小山昌英さん(FFPJ理事、秀明自然農法ネットワーク理事)

参加費:無料

参加人数:先着100名

◎パネリストの詳しいプロフィールやお申し込み方法はこちらをご覧ください。

ウェブサイトの下方に「参加お申し込み」(緑地に白抜き文字)とありますので、クリックしてお申し込みください。

申込締切:6月15日(水)まで

2.4月の講座「国連『家族農業の10年』の国内行動計画の策定に向けて」の記録を掲載

4月15日に開いたFFPJオンライン連続講座第13回「国連『家族農業の10年』の国内行動計画の策定に向けて」は、FFPJ常務理事の池上甲一さん(近畿大学名誉教授)が各国の国内行動計画の作成状況や、FFPJが現在作成中の日本の国内行動計画(案)の大枠と論点について説明。後半は小グループにわかれて討論しました。参加者の意見は行動計画(案)に反映されます。

前半の池上さんの講義の記録(文書および録画)はこちらからご覧ください。

3.FFPJの第5回総会を6月5日に開催 世界的な食の危機で学習会も

家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)は、第5回の総会を6月5日(日)に開催しました。2019年の設立以来、「国連家族農業の10年」に向けた取り組みを中心に運営してきましたが、今後の活動をどう展開したらいいかを参加者とともに考えました。活動方針や予算などは承認されました。また、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻などで、世界的な食料・農林水産業が危機的な状況に陥っている問題について、FFPJ常務理事の関根佳恵さんなどが提起し、学習しました。

総会と学習会の報告はこちらからご覧ください。

4.雑誌『愛農』連載「自然の森に学ぶ持続可能な農業のあり方」を掲載

全国愛農会の機関誌『愛農』に「自然の森に学ぶ持続可能な農業のあり方」と題して、FFPJの村上真平代表の講義録が連載されました(連載当時村上さんは愛農会の会長)。2019年1月号から22回続いた連載を愛農会のご厚意でFFPJのウェブサイトでも閲覧できるようになりました。

こちらからご覧ください。

◆ つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から

さまざまな団体の情報コーナーです。イベント予定などを掲載します。お問い合わせ等は各団体に直接お願いします。また、情報の提供も歓迎します。

(1)日本オーガニックカンファレンス〜みんなで創ろうオーガニック新時代

 【主催】日本オーガニック会議

 【日時】6月18日(土:国連「持続可能な食文化の日」)9:30ー15:30

 【開催方法】オンライン(ZOOM)

 【参加費】1000円 ※大学生以下無料

 【内容】活動報告、実行委員によるプレゼンテーション、セッションなど

  実行委員会メンバー⇒ https://organiccongress.jp/association.html

 日本オーガニック会議はサスティナブルな社会の実現のため、有機農業を核とした持続可能な農業やオーガニック市場の拡大を目的として、生産・流通・加工・その他関連事業の実務者等が横断的に集うプラットフォームとして2021年12月に発足。今回はオーガニックを推進するための課題共有や方向性について議論します。

(2)食の安全連続講座「もう始まっている日本の食料危機ーいま私たちにできることは?ー」

 【主催】食べもの通信社

 【日時】6月18日(土)14:00ー16:00

 【開催方法】オンライン(ZOOM)

 【参加費】1000円

 【講師】鈴木宣弘さん(東京大学大学院教授)

 地球規模での異常気象やウクライナ情勢などで、世界的な食料危機が進行しています。海外に食料を依存する日本は今後どうなるのか。「国内農業が疲弊し、食料危機はすでに始まっている」と警告する鈴木宣弘東大大学院教授に、食料に関わる世界情勢と日本が進むべき道についてお話しいただきます。

(3)日消連シンポジウム「食べものはコモンだー多国籍企業からみんなの手に取り戻そうー」

 【主催】日本消費者連盟

 【日時】6月19日(日)13:30ー16:30

 【開催方法】会場とオンラインの併催

       会場:連合会館 2階203会議室(千代田区神田駿河台3-2-11)

 【定員】会場50名、オンライン100名

 【参加費】一般1000円、日消連会員500円

 【内容】基調講演「食べものはコモンだ〜食糧危機を克服するには」

     講師:関根佳恵さん(愛知学院大学教授、FFPJ常務理事)

 パネルディスカッション「食べものはコモンだ〜みんなでつくって、みんなで食べよう〜」関根佳恵さん、齊藤超さん(大豆畑トラスト運動参加農家)、鈴木一正さん(富士山麓有機農家・シードバンク運営委員会代表)、高橋千佳さん(生活協同組合あいコープみやぎ理事長)

 異常気象に加え、ロシアによるウクライナ侵攻で穀物価格が高騰しています。そのような中で、食料安全保障をめぐる議論も始まっていますが、食料自給率を上げようという声は皆無です。生きるために欠かせない食べものは空気や水などと同様「共有財=コモン」です。食べものをみんなの手に取り戻す行動を考えます。

(4)農業懇話会「令和3年度食料・農業・農村白書について」

 【主催】公益社団法人 大日本農会

 【日時】6月30日(木)14:00ー16:00

 【開催方法】会場とオンラインの併用

       会場:三会堂ビル2階A会議室(港区赤坂 1-9-13 米国大使館前)

 【定員】会場40名、オンライン100名

 【参加費】無料

 【講師】平野賢一さん(農林水産省 大臣官房広報評価課 情報分析室長)

 政府は、5月27日に「令和3年度 食料・農業・農村白書」を閣議決定しました。白書の特集で「変化(シフト)する我が国の農業構造」と題し、2020 年農林業センサスを踏まえ、これまでの農業構造の中長期的な変化をテーマに、品目別、地域別も含めた分析をしています。白書を作成した情報分析室長の平野賢一さんにポイントなどを聞きます。

◎編集後記

6月5日に開かれたFFPJの総会は委任を含めて約100人の参加がありました。みなさんありがとうございました。討論では、地域で家族農林漁業プラットフォームを立ち上げた「ふくしま浜通り」と「和歌山」から活動報告がありました。地域の実情を踏まえた素晴らしい取り組みで感動しました。

 すっかり定着したFFPJの連続講座ですが、今回のメルマガでご案内した6月17日の自然農法に続いて、7月15日は韓国から、韓国で進んでいる有機食材による無料の学校給食の取り組みについての講座を予定しています。韓国では国会議員の選挙時に、候補者に学校給食の無料化を公約にさせる運動があってその後、有機で無料の給食が拡大したということです。日本ではもうすぐ参議院議員選挙ですが、そんな運動を起こせたらと思います、

 自伐型林業や小さな農業をNHKの「クローズアップ現代プラス」で番組化しているディレクターが、高齢化や過疎化が進む山村で、獣害対策をきっかけに持続可能な町を目指す取り組みを紹介する番組が6月11日のNHKスペシャルで放送されます。魅力的な登場人物たちが紡ぎだす、ちょっとほっこりする山里の物語。ぜひ、ご覧下さい。(市)

NHKスペシャル「獣害を転じて福となす〜雅(まさ)ねえと中国山地の物語〜」

6月11日(土)夜10時よりNHK総合で放映<再放送:6月15日(水)午前1時15分>

[発行]

家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン 事務局

〒173-0025 東京都板橋区熊野町47-11 2F 農民運動全国連合会気付

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ファクス 03-5966-2226   

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