サイトへ戻る

【ご案内】FFPJオンライン連続講座 第1回「家族農業とタネー種苗法改定のねらいを暴く&3.11と原発問題」/第2回「小農・アグロエコロジー・食料主権の三位一体性」

· イベント

家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)は2019年6月の発足以来、国連「家族農業の10年」(2019年〜28年)に則って、日本でも家族農林漁業が大切にされ、その潜在能力を発揮できるように、持続可能な社会の形成に向けて努力をしてきました。今回そのための活動の一環として、家族農林漁業を取り巻く日本と世界の状況を理解し、新しい社会を創るための行動につなげていくため、オンライン連続講座を開催することにしました。第1回と第2回の講座の概要は以下の通りです。ぜひご参加ください。

第1回テーマ:家族農業とタネー種苗法改定のねらいを暴く&3.11と原発問題

食を支え、生態系を守る「家族農業」にとって、タネはその役割を果たすのに不可欠です。ところが、国会では昨年末、登録品種について農家の自家採種を原則禁止する種苗法改定法案が成立。なぜ農家の自家採種を妨げてはいけないのか、タネを守ることが地球を守ることになるのはどうしてなのか、お伝えします。そして、今年は福島原発事故から10年です。事故当時福島県飯舘村で自然農園を営み、避難した実体験を踏まえ、3.11と原発問題を問い直します。「原発を止めない」「農民から種の権利を奪う」そこには共通の「固定観念」があるのです。

講師

村上真平 FFPJ代表/全国愛農会会長

福島県生まれ。インド、バングラデシュ、タイで自然農業の普及と持続可能な農村開発に携わる。2002年に福島県飯舘村で、自然農業、自給自足をベースにした学びの場「なな色の空」を開始も、2011年に原発事故に遭遇。三重県に避難し、13年から津市で「なな色の空」を再開。種苗法改定をめぐって昨年11月26日に開かれた参議院農林水産委員会で参考人を務める。

broken image

参考文献

第2回テーマ:小農・アグロエコロジー・食料主権の三位一体性

世界的に進む小農・家族農業の再評価は「持続可能な世界」への動きと深く関連しています。この講義では、この文脈から三位一体として語られることの多い小農・家族農業とアグロエコロジーと食料主権の関係について考えます。

講師

池上甲一 FFPJ常務理事/近畿大学名誉教授

長野県生まれ。京都大学、近畿大学で教育・研究に従事。農業社会経済学の構築を目指し、農業・食料、水・環境、フェアトレード、大規模農業投資などについて研究しながら、日本とアフリカの村を歩き回っている。

broken image
  • 日時:4月18日(日)14:00〜15:30まで
  • 申し込み締切:4月14日(水)まで
  • 形式:Zoomによるオンライン講座
  • 定員:100人
  • 参加費:無料
  • Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/221670619662639/

参考文献

以下は、講座当日に講師が使用する予定の資料になります。

第2回講座の資料

第1回、第2回講座ともに、申し込みいただいたメールアドレス宛に、講座の前日までにオンライン参加のためのZoomURLを送信いたします。

第3回講座以降については、決まり次第順次FFPJのウェブサイトでお知らせいたします。

講座はFFPJの会員・オブザーバー以外の方もお申し込みいただけます。参加費は無料ですが、活動にご賛同いただけるようでしたら、ぜひこの機会に、会員(個人会員の年会費:1口1,000円)になっていただきますようお願いします。